
| 乳牛(ホルスタイン)は一日に約20〜40kgのフンと4〜12lの尿をします。我が家には約200頭の乳牛と40〜50頭の黒毛和牛が常時いますので一日に最大10tものふんと3000lの尿が出るわけです。酪農家は毎日牛舎を掃除してきれいにします。牛舎は綺麗になってもこのたくさんのフンたちはどうなってしまうのでしょうか? |
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私の家では牛糞を発酵させて堆肥にしています。フンと堆肥はすごく似ていますが実は違います。フンの中には大腸菌などの悪い菌がたくさんいます。フンを分解する菌や空気を入れることで発酵が始まります。発酵が始まると60〜90℃ぐらいまで温度が上がります。そうすることで大腸菌や雑草の種子などが死滅してしまい、堆肥はにおいも無い有機肥料に変身するのです。 |
また、フンの状態では水分が90%以上あったものが出来上がった堆肥では水分が50%程度になるため、量も半分以下になります。そのためには週に一度発酵途中の堆肥をひっくり返す作業を行ないます。
こうして約2ヶ月かけて作った堆肥は牛が食べる牧草地や、米や野菜・花などの有機肥料として農地に散布します。農地に散布した堆肥は土をやわらかくし土の中に菌を活性化し、化学肥料には無い効果を生みます。
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ひっくり返す作業 |
有機肥料を散布する |
こうして作られた米や野菜などを私たちは口にしています。そして牧草を食べた牛がまたフンをし、それがまた堆肥に形を変え肥料となり土を豊かにする。それが私たちの行なっている酪農という職業なのです。 |